医療職めざす小中学生に医大生が助言 鹿角市

医療職めざす小中学生に医大生が助言 鹿角市

 医療職をめざす小中学生を応援しようと、医科大学で学ぶ学生たちがアドバイスを寄せる催しが鹿角市で開かれました。

 これは、医師不足の改善につなげようと、鹿角市、小坂町などが開いたもので、参加を希望した小中学生およそ20人と保護者たちが8日、花輪の複合施設「コモッセ」に集まりました。

 岩手医科大学の医学部、歯学部、薬学部、看護学部でそれぞれ学ぶ学生4人がアドバイザーを務め、助言を寄せました。

 医療への従事を志した理由について県内出身の男子学生は、「秋田は医師の人数の偏りや足りない地域もあり、自分が育った地域の課題をなくしたいと思った」と話していました。

 大学の勉強の様子について学生たちは、「高校までと異なる部分が多くて不安に感じることもあるが、先生と相談しながら学べる環境がある」とか、「友達とご飯を食べたり趣味にふれたりして、勉強のモチベーションを下げないようにしている」などと助言しました。

 また大学の様子については、「一度別の職場で働いてから医師を目ざす人や、ほかの大学を出てから来た人などもいる」とか、「グループ学習が多く、学びを共有したり教え合ったりしているなかで、勉強が楽しいものに変わった」などと紹介しました。

 参加者たちから事前に受け付けていた質問には、やはり勉強への助言の求めが多く、学生たちは、「自分を知ることが大事。得意、苦手とか、集中できる、長続きできる環境を見つけること」とか、「楽しむ時間と、メリハリをつけている」などと答えていました。

 続いて仕事を体験する場面が用意され、外科医の手術の模擬体験では、内視鏡を見ながら手術器具を操作し、参加者たちがその様子を体感していました。

 参加した鹿角市の中学3年の女子生徒は、「勉強が苦手な人も目標に向かって努力していることを知れて、なんとなく思っていた、看護師になりたい気もちが、強くなりました」と話していました。

 鹿角市地域連携推進室では、「医療従事者が減り、地元で受けられる医療が縮小している。子どものころから医療職に興味をもってもらう機会を提供して、地元出身の従事者を増やし、地域の医療を支えたい」としています。

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