美食家たち待望の鹿角市の伝統野菜「松館しぼり大根」の収穫が、いよいよ始まりました。自慢の辛さは、ことしも抜群だということです。
辛み成分が青首大根の4倍以上ある松館しぼり大根は、おろし汁や大根おろしが薬味として重宝されていて、高い品質と伝統ある特産品として国が認定するGIに登録されています。
辛みが増すと言われる初霜を待って、ことしも収穫が始まりました。
およそ60アールで栽培している栽培組合の組合長、山崎道博さん(71)の畑では5日に収穫が始まり、ずんぐりした形の大根を家族が引き抜いていました。
山崎さんによりますと、ことしも収穫前の昼夜の大きな寒暖差に恵まれ、辛さは抜群だということです。
松館しぼり大根は徐々に知名度が増していて、地元以外にも秋田市や東京のそば店などから毎年注文が寄せられているそうです。
また食べ方も、オーソドックスなイカ刺し、そば、湯豆腐、天ぷらなどのほか、きりたんぽなどの動物性のだしのつゆものや、ステーキ、それにシェフが提案した、ブリの刺身に塩、レモンとともにしぼり汁をかけるといったものまで様々楽しまれています。
山崎さんは、「いろいろな人においしいと言ってもらえて、ありがたい。小学生が地元の自慢だと言っているのを聞いて、本当にうれしかった」と笑顔を見せています。
いっぽうで生産者が3人まで減っており、「一緒に育てたいと言ってくれる人がいれば、畑を貸したい」とも話しています。
松館しぼり大根の収穫は今月いっぱいごろまで行われ、地元の産直施設や道の駅のほか、産地近くの無人直売所などで販売されています。

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