とびきり甘いリンゴ「紅あかり」 鹿角市内

とびきり甘いリンゴ「紅あかり」 鹿角市内

 とびきり甘いリンゴ「秋田紅あかり」が収穫期を迎え、鹿角市の果樹園では、大きく、真っ赤に育った実を生産者たちがもぎ取っています。

 秋田紅あかりは秋田県が開発したオリジナル品種で、大消費地が求める、甘い、赤い、大きいの3つの要素がそろっており、ほかの品種を大きく上回る値をつけています。

 鹿角市花輪猿ケ平の中村大作さん(78)のおよそ70アールの果樹園では4日、ことし2度めの収穫が行われ、中村さんが育ち具合で選んだリンゴを手際よくもぎ取っていました。

 中村さんによりますと、ことしは実のつく数にばらつきがあるそうですが、実は大きくて、色づきが良く、「無事に収穫を迎えられてうれしい」と話しています。

 中村さんは、収穫やほかの作業を、生長を重視して何日かに分けるなど、手間をかけて育てているいっぽう、ことしの大雪では、何度も果樹園に足を運んで枝の雪を下ろし、被害を防いだそうです。

 苦労を惜しまないことについて中村さんは、「仕事だもの。人生をかけてる」と自負します。

 実はおととし、転んで大けがをして入院を余儀なくされましたが、ほかの患者たちが中村さんの名前と、産直で見る名前が同じと知り、「あなたのリンゴはおいしいから、早く治して、頑張って育てて」と励ましてくれたそうです。

 中村さんは、「リンゴを若い人が食べなくなってきているけれど、好きな人たちに、おいしく食べてもらえたらいい」と話しています。

 地元の農協によりますと、鹿角地域ではことしおよそ100軒の農家で、20ヘクタールほどが栽培されていて、夏の適度な雨で実が大きく育つとともに、収穫前の昼夜の寒暖差で、甘く、色づきが良いということです。

 ことしはおよそ120トンの収穫が計画され、秋田市や東京の市場に出荷されるほか、台湾とシンガポールへの輸出が予定されています。

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