上下水道料金、値上げ案に理解求める 小坂町

上下水道料金、値上げ案に理解求める 小坂町

 小坂町の議員全員による協議会が開かれ、町がことし9月に示した上下水道料金の値上げ案についてあらためて説明を受け、町側は理解を求めました。

 町は9月の議員全員の協議会で、上水道と下水道の料金を来年4月に値上げしたい案を明らかにしていて、議員があらためて説明を受けようと再度協議会が開かれました。

 町によりますと、近年の原材料費やエネルギー価格の高騰により上下水道事業で経費が経営を圧迫し、赤字が続くと見込まれているということです。

 使用料について上水道で1.24倍に、下水道で1.9倍に値上げしなければ黒字を維持できないと計算し、また町民の負担になる急激な値上げは避けようと、段階的に値上げする案をまとめています。

 4日の協議会で議員からは、「物価の高騰が町民の負担になっているうえに、水でも負担が増えるのは酷だ」と反対する意見が出ました。

 これに対し町側は、「水道の会計の赤字が続くと貯蓄ができず、漏水した場合に大規模な断水になるリスクがある」「一般会計から水道の会計に繰り入れると、その分、町民のためのほかの事業ができなくなる」などと説明し、理解を求めました。

 また県内で最も料金が高いなかで、さらに値上げが必要な背景については、「この町の財政規模で、2つの浄水場をもっていることや、町の面積が広いため、長い水道管を維持する負担は大きい」としました。

 これに対し議員が、「その根本を改善するよう検討するべきだ」と提案しましたが、町側は、「水道はライフラインであり、長い水道管の先に一軒でもあれば提供は続けなければいけない」「大規模な改良は負担が大きい」などと答えました。

 いっぽう、「低所得者や子育て世帯など、料金設定の検討をしたか」と問われたのに対しては、「どこかの層だけに負担をお願いせず、一律が良いと考えている」としました。

 町は12月議会に使用料の改正案を提案し、可決されれば、来年4月に値上げを始めたい考えです。

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