秋田県の秋の火災予防運動の初日の1日、鹿角市では消防団員たちが、初めての取り組みも盛り込んだ実践的な訓練を行い、有事に備えました。
4か所で行われたうち、花輪久保田の河川敷での訓練には、尾去沢地区の2つの分団の団員たち10人あまりが参加しました。
消防本部によりますと、この消防団の消防車には水を吸い込むためのホースが2本付いていますが、通常は1本のみ、あるいは2本を別々に使っています。
今回の訓練は水を吸い上げる場所が遠いという想定で、その2本を直列でつなぐ対応が盛り込まれました。
いっぽうの分団は、全員が直列の接続は初めて体験したそうで、消防本部の職員から要点を聞いたあと、専用の工具を使ってホースをつなぎ、川から水を吸い上げていました。
参加した幹部の団員は、「冬の火事など、水を吸い上げる場所がなかなか見つからないケースもある。きょうの経験で対応できることが増えたので、技術を高めていきたい」と話していました。
鹿角市の消防団は、団員の負担を軽減しようと毎年開いている訓練大会の出場枠を減らした代わりに、年2回の火災予防運動中に、消防団のアイデアによる実践的な訓練をするようにことし改めました。
鹿角広域消防本部警防予防課の佐藤博幸課長は、「各消防団に、自分たちが足りないこと、必要なことを考え、訓練してもらっている。災害が増えるなか、想定どおりにいかない現場が増える可能性もあり、団員の力を高められるよう指導していく」としています。
秋の火災予防運動は、「火の確認、いい日を支える、いい習慣」を統一標語に、7日までの1週間、各地で訓練や呼びかけなどが行われます。

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