国の天然記念物で、鹿角市の鳥に指定されている「声良鶏」の見ばえなどを競う大会が地元で開かれました。
これは、優れた血統を後世へ残すことを目的に、飼育管理の出来を競っている「羽色(うしょく)体形大会」です。
声良鶏で鳴き声の出来を競う大会はほかの産地でも開かれていますが、飼育管理に関するものは珍しく、原産地らしい場として、ことしまで81回を重ねています。
25日は尾去沢の体育場に北東北3県や埼玉県などの飼育者たちおよそ10人が、成熟した鶏の部に4組のつがい、若い鶏の部に14組のつがいを出場させました。
声良鶏は、15秒ほどにわたる鳴き声をもつ「日本三大長鳴き鶏」の一つですが、首が長く肩幅が広い、均整のとれた体形や、羽の色の美しさなども特徴です。
審査員たちがおりの中の一羽ずつを見て回り、とさかの3枚が整っているか、羽に光沢があるかなどを確認していました。
また、鳴き声の審査も行われ、台に乗せられた鶏が、低音で厳かに歌い出してから長く伸ばしていく、声良鶏独特の鳴き声を出せるかを確認しましたが、この日は気温が低いこともあり、鳴く鶏はいませんでした。
会場にはおよそ30人の観覧者が訪れていて、美しい姿を撮影したり、鳴き声を待ち遠しそうに待ったりしていました。
八戸市から来ていた50代の女性は、「羽がきれいですし、なかなか鳴かないところが、逆にかわいいです。飼い主に大事にされている様子も見られて、良かった」と話していました。
天然記念物全日本声良鶏保存会の工藤忠靖会長(67)は、「卵から育っていく間に、どんな声で鳴く鶏になるか、どんな姿に育つかを見ていくのも楽しい。飼育する人が増えて、天然記念物の成長の変化を楽しんでほしい」と話しています。

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