鹿角市の自殺予防の対策を話し合う協議会が開かれ、悩んでいる人が周りに相談できるようになる環境づくりについて話し合われました。
自殺の予防では、周りの人の声がけや相談が効果的とされていますが、市が3年前に行ったアンケートで、「生死は本人の判断に任せるべき」という意見が、ほかの設問の望ましくない回答に比べ多くなりました。
市はその発想を変え、悩んでいる人が周りの人に相談できるようにしようと、関係者を招き今月14日に開いた自殺予防の協議会で、必要なことを話し合いました。
参加者からは、「相談窓口の選択の幅があったらいい」とか、「まず、どこに相談したらいいかを分かりやすく示すべき」など、相談機関に関する意見が出されました。
そのなかで、「現役世代は知り合いが多いため、相談に行きにくい」と課題が指摘されたのに対し、「AIから相談窓口につなげてはどうか」との提案がありました。
また、悩んでいる本人への働きかけで、「相談をおしつけないようにするべき」との声も聞かれました。
いっぽう、身近な人の自殺のサインに気づき、声をかけられる「ゲートキーパー」の養成が全国で進められていますが、参加者から、「普段職場や自治会などで意識せずにやっていることであり、みんながゲートキーパーになれる」との指摘がありました。
市によりますと去年市内で自殺した人の数は6人で、例年多い高齢者のほか、20代、50代でもあり、動機には、健康、家庭、経済、勤務などのほか、それらが複雑に絡んでいるケースもあったということです。
鹿角市すこやか子育て課では、「悩んだ時に、一人で解決しよう、頑張ろうと思うのでなく、相談という選択肢をもってもらえるように取り組みを進めていく」としています。

(写真はクリックすると見られます)







