18年続く地域の歌をつなぐ催し 鹿角市尾去沢

18年続く地域の歌をつなぐ催し 鹿角市尾去沢

 子どもたちに地元を好きになってもらおうと、鹿角市尾去沢で18年前につくられた曲を小中学生たちが歌い継ぐ催しが開かれました。

 鹿角市の尾去沢中学校と尾去沢小学校では、中学校が平成20年に地域活性化ソングとしてつくった曲「刻(とき)の翼」を様々な場面で歌い続けています。

 3年に一度、合同で開いている「刻の翼集会」が21日にあり、両校の児童、生徒や地域の人たちおよそ200人が中学校の体育館に集まりました。

 はじめに、制作当時に中学3年生だった卒業生2人が登場し、「みんなで調べた言葉から歌ができたことがうれしかった」「これからも歌い継いでほしい」などと話しました。

 作詞の補助と作曲を手掛けた大館市のフォークグループ「ダックスムーン」のミニコンサートのあと、二人とともに、会場にいる人たちが刻の翼を歌いました。

 曲は美しい5部合唱になっており、参加者たちが心を込めるように歌うと、厚みのある美しいハーモニーが体育館に響き、なかには友人同士で心をそろえるように、肩を組んで歌う姿も見られました。

 また歌詞には、「いつまでも鉱石が輝くように」「いつまでもふるさとを忘れないように」など、当時の中学生たちが古里に思いを寄せて提案したフレーズがちりばめられており、参加者たちが時を超えて共有しました。

 尾去沢中学校と尾去沢小学校は、市がことし6月に示した学校再編の素案のなかで、2年半後に閉校する案が検討されています。

 参加した中学2年の女子生徒は、「きょう歌って、あらためて尾去沢の地域のあたたかさを感じました。学校がなくなってしまうかもしれないけれど、刻の翼を大事に歌い継いでいってほしいです」と話していました。

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