鹿角市出身のブランドづくりのデザイナー、フルカワエミさんの企画展が故郷で始まり、ポップな感覚で、自慢の祭り「花輪ばやし」を発信しています。
フルカワエミさんは鹿角市毛馬内出身の22歳。現在は秋田市に住み、フリーのデザイナーをしています。
志したのは高校生の時で、通っていた高校に美術の授業はなく、美術の教師もいませんでしたが、中学校の教師のもとに通い、美術大学への進学を実現させました。
大学では、子どものころから考えていた、鹿角の文化財を発信したいという思いと、視覚的なもので効果的に発信するデザインを学びたいという思いが一つになりました。
ブランディングデザインを研究し、ことし2月の卒業生たちの展示会では、オリジナルの作品群を発表しました。花輪ばやしの魅力を伝える「はなプロジェクト」と題したデザインです。
核になっている二つの要素の一つ、ロゴデザインは、花輪の二文字それぞれを、文字のつくりとすき間の配置を工夫し、花輪ばやしの屋台のように見せています。
もう一つの核のオリジナルキャラクターは、頭の飾りや前髪を花輪ばやしの屋台の屋根のように見せています。
これらをTシャツやポーチ、スイーツ、酒など、架空の商品にデザインし、花輪ばやしと地元の特産品をアピールしています。
この作品群に共通するポップな表現は、「花輪ばやしを様々な世代に認知してもらいやすい方法を研究するなかで行きついた」。そして古くからの表現にこだわる声に対し、「後世に伝える一つの切り口」と提案しています。
依頼を受け、初の古里でのお披露目となり、「鹿角は何もないと話す人たちがいますが、違うと感じています。魅力的な文化を大切にしつつ、次の世代につなげる方法を、展示をとおして考えてくれたらうれしい」と話しています。








