車ごと川に転落し、動けなくなっていた女性を救ったとして、小坂町の企業に勤める男性に、消防本部から感謝状が贈られました。
感謝状が贈られたのは、小坂町の運送会社に勤務する、青森県大鰐町の佐藤剛(つよし)さん、51歳です。
今月2日昼前、小坂町荒谷手紙沢の町道を走っていた中型トラックが、急カーブを曲がりきれずに道路脇の川に転落しました。トラックには女性1人が乗っていました。
佐藤さんによりますと、トラックは横向きに倒れて助手席側が水没し、運転していた女性は動けなくなっていたということです。
勤務中に車で通った佐藤さんたちが事故に気づき、同僚が119番通報をするいっぽう、佐藤さんはおよそ5メートル下の川まで降りていき、救急隊が来るまでおよそ15分間、腰の下まで水に浸かりながら、女性の体が水に入らないように支え続けました。
消防によりますと、佐藤さんがいなければ女性の上半身が水没していた可能性があり、生死を左右する状況だったということです。
当時の自身の行動について、「助けてという声を聞いたので、無我夢中だった」と振り返る佐藤さん。
女性の体を支え続けるなか、女性が途中でぐったりとして、何も話さなくなったものの、「救急車が来るまで頑張って」と声を掛け続けたそうです。
佐藤さんは、「その後も心配だったので、命に別状はないと聞いて安心した。事故って怖い。安全運転をしたいとあらためて思った」と話しています。
19日に鹿角広域消防本部で感謝状の贈呈式が行われ、木村正樹消防長は、「迅速かつ勇気ある行動だった」と敬意を表しました。








