秋田市に本社がある縫製会社が鹿角市に工場を設け、市が指定事業所に指定しました。ことし6月に市内で事業停止した会社から、20人あまりの雇用を引き継いでいます。
今回、鹿角市に進出したのは、国内を代表する複数のブランドの製品などを手掛けている「秋田フアイブワン工業」です。
昭和50年の創業で、県内外に2つの子会社の工場があり、鹿角市の工場は4か所めになります。
会社によりますと、製作しているジャケットのブランド側から、6月に事業停止した会社が手掛けていたパンツの引き継ぎを要望され、解雇された元従業員の一部、20人あまりを引き受け、操業することにしたということです。
花輪扇ノ間の旧店舗を借り受け、現在研修や機器の確認などをしていて、今月下旬に業務を始めるということです。
会社と市が13日、市役所で合同の記者会見を開き、概要を説明しました。
大越均(おおごえ・ひとし)社長(56)は、「年間の売上高で8千万円から1億円を目標にしている。2年め、3年めに工場が手狭になることも推測しており、鹿角市内の工場や学校を紹介してもらい、雇用を拡大していきたい」と話しています。
また笹本市長は、「若者、女性の市外への流出が課題のなか、働きやすく、活躍できる職場を設けてもらえたことは、たいへん意義がある。若い世代が、鹿角にいても自分に合った仕事があると思えるように、仕事の選択肢を増やしていきたい」と話しました。
市は雇用を伴う進出への奨励措置として、指定事業者に指定し、初期投資や工場の賃貸料など、5年間でおよそ2千万円の支援を見込んでいます。
市によりますと、進出による指定事業者への指定はことし6月以来、また20人以上の雇用を伴う進出による指定は8年ぶりです。

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