小坂町の地域おこし協力隊の男性3人が、それぞれの強みを持ち寄って町を盛り上げようと、チームを結成しました。その名は、「50代協力隊トリオ」です。
小坂町では3人の地域おこし協力員が活動していて、業務も出身地もばらばらですが、大きな共通項が一つ。全員が50代です。
トリオ結成の呼びかけ人は、明治百年プロデューサーの田代俊之さん(54)です。「産業遺産を使った町の活性化に協力したいと小坂に来た3人が、実は同じ年代だった。せっかくだから力を合わせて発信する場面をつくろう」という考えです。
デビューの場は、11日から2日間、「小坂鉄道レールパーク」で開かれるイベント「小坂・鉄道まつり」です。4つのもてなしを、3人で協力して用意します。
田代さんがリードする企画は、地場産の食材でアレンジした、「鉄道鍋」と呼ばれるスペインの郷土料理のふるまいです。これまでも機会があり、人気はお墨付きです。
また全国的なコレクションが楽しまれている、御朱印の鉄道版「廃線印」も来場者の思い出づくりで配布します。
文化財調査・活用促進員の伊藤優(まさる)さん(59)は、小坂鉄道の歴史的な写真を公開します。電気機関車のいち早い導入など、小坂町が鉄道でも先進地だったことのアピールを狙っています。
小坂鉄道特命駅員の高橋紀之さん(58)は、レールパークと共同開発した、小坂鉄道の顔の気動車を模したオリジナルペンケースをデビューさせます。現物を見ながら細部まで表現した力作で、子どもやマニアを喜ばせたい考えです。
トリオについて伊藤さんは、「3人の活動がつながり点から面になれば、町の活性化、楽しませ方が膨らむ」と見すえ、髙橋さんは、「協力隊は一般的に若い人だが、よりによって3人とも50代という点が面白い。アイデア、ジャンルは3倍になる」と意気込んでいます。
トリオの活動はその後も続けたい考えで、田代さんは、「近代化遺産のPR、文化財の価値の普及など、様々なことができそうだ。小坂の魅力を発信していく」と思い描いています。

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