著しく危険性の高い業務に従事し、国や公共に対して功績があった人に贈られる、ことし秋の危険業務従事者叙勲の受章者が10日付で発表され、鹿角管内からは一人が選ばれました。
「瑞宝双光章」として、鹿角市花輪新田町三区の元、鹿角広域行政組合消防指令長、田中政幸さん、67歳が選ばれました。
田中さんは昭和57年から38年間、鹿角市と鹿角広域行政組合で消防士を務め、警防予防課長や消防署長のほか、消防本部トップの消防長を2年間務めました。
常に意識していたのが、火災現場には規模の大小などに関わらず、いつでも同じ姿勢で、真しに向き合うことです。
田中さんは、「消火して、鎮火して、最後の原因調査まで、同じ姿勢で臨んだ。それが火災の予防につながる」と大事に思っていました。
また管理職になってからは、危険と隣り合う現場にあって、部下たちの安全を最優先していました。
様子について、「口癖のように会議で毎回話していた。職員たちに家族がいるし、消防は周りの人も危険にさらすことがない、チームプレーが重要だから」と話しています。
思い出深いのは、中心部から大きく離れ、アクセスが限定されている鹿角市八幡平の湯瀬地区への対応を大きく前進させたことです。
「冬に湯瀬への国道でトラックがスタックして、交通が麻ひしたことがあった。万一の際にそうであってはならないので、それまでは大館側とだけだった応援協定を、県外の岩手側にもアプローチし、実現できた」と振り返っています。








