全国地域安全運動が始まるのを前に、鹿角市の警察署では、一日署長に任命された「きょうだい」が活動し、抜群の存在感で活躍していました。
鹿角警察署の一日署長を務めたのは、小坂町栗平(くりたい)の酒販店で看板犬として過ごす、6歳のメス、梅子と、4歳のオス、白岳(はくたけ)のきょうだいです。
梅子は5年前から、秋田県の「県」の文字を「犬(いぬ)」におき替えた「秋田犬(けん)警察官」の巡査長として、キャンペーンなどで活躍していて、一日署長は4回め。
弟の白岳は姉の育休の「代打」以降、防犯活動に協力するようになり、二匹への一日署長の依頼は、いわば抜擢ではなく順当と言えそうです。
9日は鹿角警察署で一日署長への任命の催しとパトロールの出動式が行われ、両一日署長とも、大勢がいるなかでも吠え続けることなどなく、おすわりやふせの態勢で落ち着いた様子でいました。
パトロールの出動の合図が出されると、合わせるかのように梅子が「わん」と吠え、参加者たちから拍手が送られていました。
続いて鹿角市と小坂町のスーパーでのキャンペーンに参加し、秋田犬ならではの愛らしい顔つきと、ふわふわの毛並みで、抜群の注目を集めていました。
飼い主の高橋延枝さん(61)は、「梅子たちは散歩をしていて、不安を感じた時に吠えています。私たちも普段から地域に目を配り、みんなでいい町をつくりましょう」と話していました。
この日は防犯活動の永年勤続表彰で、鹿角市の防犯協会の阿部文一郎さん(77)、防犯指導隊の金澤明(あきら)さん(70)の二人に、警察庁長官、秋田県警察本部長などからの表彰状が伝達されました。
地域と警察が連携して安全なまちをつくろうという全国地域安全運動は、11日から10日間行われ、特殊詐欺の防止や地域の防犯力を高めるためのキャンペーンや訓練などが予定されています。

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