鹿角市の昨年度、令和7年度の決算を審査する市議会の特別委員会で、クマの出没対策についても質疑が行われ、市側が対策の成果を示しました。
市内では3年前と去年、クマが人の生活圏に大量に出没し、市は捕獲の推進や、住宅地での誘因木の伐採に対する補助金などの取り組みを進めました。
5日の決算特別委員会で事業の成果を問われた市側は、「大量出没した3年前に、年間の出没報告が317件だったのに対し、去年は914件と3倍に増えたが、けが人の数は11人から8人に減った」と説明しました。
さらに、県の情報マップシステム「クマダス」への報告状況をもとにした研究者の調査結果も示し、「おととしに伐採した木の半径50メートルでの、前の年からのクマの再来率は、1割程度に落ちている」と報告しました。
いっぽう、市が長年設置し、移住促進の成果を高めていると指摘されている、移住者の相談や呼び込みをするポスト「移住コンシェルジュ」について、配置をやめる方針を市側が説明しました。
委員会で市側は、「昨年度に募集したが応募がなく、現在一人のコンシェルジュの任期が間もなく終了する。今後はコンシェルジュとせず、鹿角のことを知っている、コーディネーターの配置を想定している」と説明しました。
このほか、大学生たちの研究を招いている事業の状況を問われた市側は、地元の若者の定着を研究している取り組みを示したほか、「卒業後も鹿角の祭りやイベントのスタッフとして来る人が少しずつ増えている。関係人口を構築していく」と述べました。







