笹本市長への告発状、警察が受理 去年の市長選めぐり

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 鹿角市の笹本市長が去年の市長選挙の前に、別の立候補予定者の人格否定などを載せたチラシを配布して選挙結果に影響を与えた疑いがあるとして、鹿角市の男性が警察に告発状を提出し、受理されていたことが分かりました。

 告発したのは鹿角市花輪の元市の議員、安保誠一郎さん(72)です。

 安保さんによりますと、先月28日に告発状が警察に受理されたということです。また秋田県警察では、「鹿角警察署が受理した。容疑の種別は捜査に支障があるため明らかにできない」としています。

 告発状では、笹本市長が去年4月の市長選挙の告示前日に新聞折り込みで配布したチラシに、同じく立候補予定者だった関(せき)前市長に対する人格否定や事実誤認をした内容を載せていたとし、選挙結果に影響を与えた疑いがあるとしています。チラシの発行者は後援会ですが、この後援会の代表者は笹本市長本人です。

 安保さんは2日の鹿角きりたんぽFMの取材に対し、「個人の感想で相手を否定し、市民に心象を与えた」と主張しました。

 安保さんが指摘しているのは、チラシに書かれている、「答弁が脱線して会話が成り立たない」「主張根拠があいまいだったり相関関係がない」などの文章です。

 またチラシに、「議会の場で職員を名ざしで非難する」と書かれていたことについて、「関前市長の就任中の議会の議事録をすべて見たが、そうした場面は自分たちには見当たらなかった」としています。

 告発に対し笹本市長は、「現時点では具体的な内容や事実確認をできていません。今後詳細が明らかになった段階で、適切に対応してまいります」とのコメントを出しました。

 去年の市長選挙は関前市長の失職に伴い行われ、笹本市長が5人による選挙戦を制していました。

 総務省によりますと、立候補者や立候補予定者に対する名誉き損や、虚偽、事実をゆがめた公表は、公職選挙法に抵触するおそれがあります。安保さんの主張が該当するかは、今後の調べによります。