バス路線の維持が難しくなるなか、住民の声を聞きながら公共交通のあり方を探っている鹿角市が、十和田地区でも検討を始めました。
市によりますと、十和田地区では6つのバス路線がありますが、乗客の減少と運転手の確保の難航などを理由に、バス会社が市に対し、維持が難しくなっていると申し出ています。
これを受けて市は、一昨年度に行った八幡平地区に続き十和田地区でも、住民の声を聴きながらあり方を探ろうと、今年度に2回のワークショップを開くことにしました。
初回の25日は、地元の団体の代表や希望した市民などおよそ15人が十和田市民センターに集まりました。
はじめにコンサルト会社が市内の現状を説明し、94%の人が自家用車で移動していること、公共交通の利用者の半数以上が週1回以下であること、それにバスの乗客が減少していることなどを示しました。
続いて参加者たちが少人数のグループ内で意見を出し合い、困っていること、心配なこととして、「免許の返納後が心配」「スポ少の送迎に苦労している」「タクシー、運転代行が減った」などの声がありました。
対する解決策として、「住民によるタクシー」「子どもたちのライドシェア」「買い物のヘルパー」などの求めがありました。
参加した70代の女性は、「家族がいる時は車に乗せてもらっていますが、一人で移動する時はバスなので、便数が少なくても残してほしい」と話していました。
鹿角市観光交通課では、「既存の運行形態がいいか、八幡平のように新システムに変えるか、あるいは一部の地域限定で新たな取り組みにするかなど、地域の声を聞きながら方向性を見いだす」としています。

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