魚が暮らしやすい川をつくろうという植樹の催しが鹿角市大湯で行われ、地元の小学生などが源流の脇に苗木を植えました。
これは、川の上流で植樹をして、魚のエサや住みかになる木の葉を育てようと、市内の河川漁業者たちの組合が毎年行っているものです。
ことし植樹をしたのは、青森県境に近い大湯田代平の牧草地で、大湯川の源流の脇です。
この周辺は、かつての十和田湖の噴火で積もった砂利や軽石が、近年の大雨で川に流れ始めており、川が浅くなって魚が住めなくなったり洪水につながったりするおそれがあるということです。
25日は大湯小学校の5年生15人のほか、漁業者や林業関係者など60人ほどが集まり、およそ50アールに、ブナやミズナラなどの苗木700本ほどを植えました。
参加者たちはあらかじめ開けられた穴に、高さが30センチほどから70センチほどまでの苗木を入れて、ていねいに土をかけていました。
参加した女子児童は、「苗がきちんと埋まるように、しっかりと土をかけました。周りの大きな木と同じくらいに育ってほしい」と話していました。
主催した鹿角市河川漁業協同組合によりますと、25年前の平成13年から毎年、岩手県境や青森県境などの米代川の上流部で植樹をしていて、これまでにあわせておよそ8ヘクタールに、1万5千500本ほどを植えているということです。
宮野和秀組合長(77)は、「川や魚にとって、放流と同じぐらいに植樹は大切だ。25年続けたことで米代川が日本一と言われるアユやサクラマスの里になっており、今後も続けて魚たちを守りたい」と話しています。

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