「縄文祭」近年まれにみる人出 鹿角市の大湯環状列石

「縄文祭」近年まれにみる人出 鹿角市の大湯環状列石

 楽しみながら縄文文化に触れてもらおうというイベントが鹿角市の縄文遺跡「大湯環状列石」で開かれ、クマ鍋の試食や、魅力にふれるスタンプラリーなどを訪れた大勢が楽しみました。

 市が主催する「大湯ストーンサークル縄文祭」です。以前1日だった開催日が、去年から1週間に増やされました。

 最終日の23日はシルバーウイークの最終日と重なったこともあって、近年まれにみる人出となり、開始から1時間ほどで駐車場がほぼ満車の状態になるほどでした。

 県がこの日限定で用意した、「縄文食」と題したクマ鍋は、事前の問い合わせが相次いでいた注目ぶりで、時間を指定し配布された整理券は、15分ほどで100人分に達しました。

 キノコ、野菜とともに3度煮込みを繰り返し、みそ味で仕立てられており、市内の70代の男性は、「馬肉に似ていながら、なるほどクマ肉かといううま味がある。以前聞いていた、くさみや油っぽさはまったくなくて、おいしかった」と喜んでいました。

 いっぽうガイダンス施設内を巡るスタンプラリーは、ウイーク中のほぼ毎日、限定50個の景品がなくなるほどの人気で、この日も親子づれなどが施設の魅力にふれていました。

 イベントではほかにも、各種の縄文文化の体験や、それと対照的なアプリやSNSを使って施設を楽しむ企画、また高所作業車から遺跡を見下ろせるコーナー、それに学者による講演などもあり、訪れた様々な立場や年代の人たちが思い思いに楽しんでいました。

 大湯環状列石はことし、遺跡の発見から95年、国の特別史跡への指定から70年、世界遺産登録から5年という3つの節目が重なる、特別な年になっています。

 大湯ストーンサークル館の佐藤寛(ひろし)館長は、「特別な年らしく、大勢に楽しんでもらえたイベントになった。世界級の遺跡が鹿角市にあることをあらためて知ってもらい、何度も足を運んでほしい」と話しています。

(写真はクリックすると見られます)