稼ぐ分野で目標超え 鹿角市の地方創生の戦略

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 鹿角市が、地方創生の実現に向けて重点的に取り組む事業を示した計画の達成状況がまとまり、市民一人当たりの生産額など、稼ぐ分野で目標値を超えました。

 この計画は、5年間で重点的に取り組む事業をまとめた「まち・ひと・しごと創生総合戦略」で、昨年度いっぱいで第2期が終了しました。

 市のまとめによりますと、4つの分野のうち稼ぐ力を高める地域づくりでは、設定した目標の2つとも目標値を超えました。

 その一つ、市民一人当たりの市内総生産額は、9年前の基準値のおよそ295万円に対し、昨年度までにそれより10%多いおよそ323万円を目標としていましたが、最も近い公表値の3年前の時点でおよそ350万と大きく超えています。

 もういっぽうの観光消費額は、昨年度におよそ47億5千万円にする目標でしたが、実績はその1.2倍の58億8千万円となりました。

 鹿角市の最大の課題である若者の流出の抑制に向け、当事者たちに大きな基準にされている稼ぐ力を高められたことは、大きな意味をもつものとなりました。

 市は企業の設備投資、人材育成、DXによる業務改善、スマート農業、観光客の誘客などで地域経済の規模の拡大をめざしています。

 鹿角市総合戦略室では、「これまでの取り組みが成果につながっている。製造業の高付加価値化をさらに進めるとともに、市外からの担い手の確保を地域産業の活性化につなげたい」としています。

 いっぽう計画のほかの分野のうち、人口の社会増減、出生数はともに目標値に届いておらず、戦略室では、「一層の取り組みが必要」と位置づけています。