小学生が縄文時代の開村式 大湯環状列石

小学生が縄文時代の開村式 大湯環状列石

 世界文化遺産で、鹿角市の縄文遺跡「大湯環状列石」の魅力にふれようと、地元の小学生たちが縄文時代の儀式や暮らしを体験する催しが開かれました。

 大湯環状列石ではシルバーウイークの19日から23日まで、各種の縄文体験や遺跡の見学、講演、キッチンカーの出店などがあるイベント「縄文祭」が開かれます。

 その入り口に位置づけた、「開村式」と題した催しが18日にあり、地元の十和田小学校と大湯小学校の6年生あわせておよそ60人が参加しました。

 はじめに児童たちは大湯環状列石で使われている多くのものと同じ、硬くて、青緑色の石で遺跡のミニチュアを造りました。

 2人一組で石を運ぶ「もっこ」と呼ばれる道具を使い、およそ500メートル先まで石を運ぶ体験では、途中で石を落とすグループも見られるなど苦労する様子もありました。

 そして運び込んだ石を円形に並べ、ストーンサークルを完成させました。

 そのあと、火起こしや弓矢、土器作りなどを体験し、縄文時代の暮らしに思いをはせていました。

 アケビを食べた女子児童は、「なんとなく甘い味がしました。縄文時代の人たちは、森や川まで行って、食べ物を取ってきていたと思うので、苦労したんだろうなと考えていました」と話していました。

 この日は、十和田中学校の代表の生徒たちおよそ10人が遺跡をガイドする催しも行われ、縄文時代や遺跡の特徴などをていねいに解説していました。

 催しを企画した大湯ストーンサークル館では、「縄文時代の体験をつうじて、縄文人たちの知恵や工夫にふれてほしいですし、縄文人たちが暮らしやすいと選んだ場所に自分たちが今住んでいることを誇りに感じてくれたらうれしい」としています。

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