鹿角市が行った健康診断の延べ962人分の受診者の個人情報や診断結果などが記録された電子媒体、CD-Rの行方が分からなくなっていたことが分かりました。
市の17日の発表によりますと行方が分からないのは、市が秋田県総合保健事業団に委託し、先月5日から3日間に行った、集団健診の検査結果などを記録したCD-R2枚です。
そのうち一枚には、特定健診、後期高齢者健診、一般健診のそれぞれ受診者あわせて192人の情報が入っていて、保険証の番号、住所、氏名、生年月日や、身長、体重、既往歴、服薬の有無、それに健診での医師の判定などが記録されています。
もう一枚には、肺がん検診、大腸がん検診、前立腺がん検診、肝炎ウイルス検診のそれぞれ受診者あわせて770人の情報が、すべて数字とアルファベットで表記されています。
2枚ともパスワードが設定されていなかったということです。
今月3日午後5時ごろ、福祉保健センターのカウンターですこやか子育て課の職員が、事業団の職員から健診結果として、密封されていない箱を受け取りましたが、両者がいるその場で中身は確認しませんでした。
そのあと、この市の職員が机の上で誤って箱をひっくり返し、CD-Rが入っていないことに気付いたものの、一部の健診結果でされているように、後日送付されると思ったということです。
6日後の今月9日、CD-Rが納品されていないと事業団に伝えたところ、先週届けた箱に入れたと言われていて、その後も見つかっていません。
そもそも受け取った箱にCD-Rが入っていなかった可能性もあるため、届けた事業団の職員の、出発した時刻や運行経路なども確認しているということです。
市は、今回の個人情報が第三者に利用された事実は17日正午の時点で確認されていないとしています。
原因について市は、「納品物が封をされていなかったこと、受け取り時に中身を確認しなかったことで起きてしまった」「個人情報を含む納品物の管理がずさんであったことも、紛失の原因の検証を困難にしてしまった」「委託であっても、発注者としての責任がある」などとしています。
笹本市長は、「健診結果など要配慮個人情報を取り扱う立場でありながら、このような事態を招いたことを深くお詫びします。今後は納品プロセスや保管の厳格化など、全庁的な管理体制の改善に取り組み、再発防止を徹底する」としています。
市は15日に個人情報の流出のおそれのある人にお詫びと報告の文書を送付し、また健診結果の受診者への通知は、一部を除きできていないため、事業団からの結果の再発行を受けて行うということです。

(写真はクリックすると見られます)







