鹿角市の9月議会は17日、最終本会議が開かれ、舛屋修美(なおみ)副市長の再任案が同意されました。また議員の発言の取り消しなどを求める動議が、賛成多数で決しました。
舛屋氏は能代市出身の65歳。秋田県の職員を定年まで勤めるなどしたあと、4年前の11月に鹿角市の副市長に就任しました。
来月末の任期満了をひかえ、笹本市長がこの日、再任案を議会に提案し、同意されました。 任期は11月1日から4年間です。
再任の決定後、舛屋副市長が登壇し、「一期めは市政が混乱し、たいへん遺憾であり、じくじたる思いだった。二期めは様々な課題があるなかで鹿角市が前に進んでいけるよう、笹本市長を補佐し、誠心誠意務めていく」と述べました。
舛屋副市長が去年3月、前市長のパワハラに迅速に対応できなかったなどとして辞職を申し出た際に、笹本市長が慰留した場面はありましたが、去年4月に就任した笹本市長にとって、今回が初の正式な補佐役の選任となりました。
議会閉会後、笹本市長は再選の理由について、「行政経験が長く、県とのパイプもある。バランス感覚の良さもあるし、気もちを支えてくださっている思いもしている」と話しました。

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いっぽう本会議では、今月8日の一般質問での議員の発言が不適切だとし、発言の取り消しと関係議員におわびの意を示すよう求める動議が出されました。
不適切だとする発言の端緒は、ことし7月の議員と市民の語る会で、風力発電所の建設構想に対する議員個々の賛否が問われ、賛成、反対、現時点で賛否を示せないという3種類の意見が出された場面などを指しています。
動議の対象議員は一般質問でこの場面を取り上げ、「事業推進を主張する議員からはほとんど意見がなかった。公的な場で責任を果たさず、後出しのごとくSNSで都合のいい部分だけ引用する行為は市民の信頼を失う」などと発言していました。
これをめぐり動議の提出者は、「語る会では議員が回答し、質疑にも応じていた」とし、動議の対象議員の発言について、「事実関係を正確に反映せず、関係議員の名誉、信用および社会的評価を損なうおそれのある不穏当な発言だ」と指摘しました。
これに対し動議の対象議員は、「語る会のチラシには賛否を問うなどとあり、市民は賛否と理由を期待して参加しており、納得のいく説明責任を果たしたかという政治姿勢の質を問うている」と主張し、「謝罪する意思も議事録削除に応じるつもりもない」と述べました。
採決の結果、動議の求めに賛成が16人、反対は対象の議員1人となり、地方自治法により、議長が発言の取り消しを命じるとともに、会議録について適切な処置をとることとなりました。







