鹿角市がまとめた保育所などの再編計画案の住民説明会が始まり、出席者から閉園の先送りや撤回の求めが相次ぐいっぽう、市側は「現段階ではあくまで案であり、参考にするので多くの意見を寄せてほしい」と呼びかけました。
市は急激な少子化に対応しようと、市の保育所と認定こども園の6施設を5年半後までに2つに集約し、民間の1つとあわせ3つの施設で対応していく素案をまとめました。
3つの会場で順に開かれる住民説明会が15日夜に始まり、2年半後に地区唯一の保育所を閉園する案が示された八幡平地区の開催には、保護者や住民、保育所の職員などおよそ30人が集まりました。
出席した人の主な意見は、「小中学校の再編案と同じ、5年半後まで残してほしい」「送迎距離が長くなることは負担、不安」「小規模保育のメリットがある」などです。
八幡平地区に残さず、花輪地区に2つの施設をおく案の理由を問われた市側は、「人口分布や、通勤と送迎をあわせた利便性」を理由に挙げました。
「統合は幼児にとって大きな不安」との指摘に対しては、「事前の交流など、保育園の運営者や保護者の意見を聴き、できることをして、軽減したい」と答えました。
また、「八幡平地区にどうすれば保育施設が残るか」との問いには、「小規模保育などが一つの方法と思っている」との見かたを示しました。
保育士の雇用の維持については、「保育や、保育に代わる子育ての新しいサービスでお付き合いいただけるよう知恵を絞っていく」との考えを説明しました。
市側は、「2年半後の閉園を決めているわけではない。地域の声を踏まえて成案化する」との姿勢を強調しつつ、様々な反対意見に対し、「最大公約数を割り出すのが私たちの仕事であり、意見をどんどん出してほしい」と繰り返し述べました。
出席した30代の女性は、「どうしたらこの地区に子育てサービスを残せるかの検討に力を注いでほしい。花輪になんでも集約することが、地域の存続という面でも不安です」と話していました。

(写真はクリックすると見られます)







