小坂町特産のブドウが収穫期を迎え、ブドウ園の直売所では、訪れた人たちが様々ある品種を味見しながらお気に入りを購入しています。
町によりますと町内ではことし、8軒の農家で、あわせておよそ7ヘクタールでブドウが栽培されています。
小坂町鴇(ときと)の宮舘文男さん(79)のおよそ80アールのブドウ園では、先月下旬に収穫を始め、品種の数が増えた今月10日に直売所を開けました。
客のほとんどが常連だそうで、40年ほどブドウを栽培している宮舘さんの腕の良さを裏づけています。
13日も7種類のブドウが並び、訪れた人たちが試食をしたり、味の特徴を聞いたりしながら、お気に入りを選んでいました。
今は、大粒で、果肉のしっかりした歯ごたえも楽しめる「ハニーブラック」や、高い糖度とブドウらしい甘酸っぱさがある「紅(べに)伊豆」が特に食べごろです。
宮舘さんによりますとことしは、夏の天候に恵まれるとともに、秋に入ってからの昼夜の寒暖差で甘みが多くのり、収量は平年並みながら、味は「上出来」だということです。
毎年訪れているという大館市の60代の男性は、「ブドウが鈴なりの中で買うシチュエーションがいい。試食で自分の好みを見つけられるのもうれしい」と話していました。
宮舘さんは、「お客にそれぞれの好みがあって、選ぶのを楽しんでくれているし、好きな品種を名ざしで買いに来る人もいる。お客さんが喜んでくれるのが、この仕事の一番の魅力だ」と笑っています。








