鹿角市の老舗のしょう油、みその蔵元が、高校生とコラボ商品を開発しました。若者のアイデアと、地元の名物の活用が光ります。
これは、みそ、しょうゆ、だしスープなどを製造、販売する浅利佐助商店が、地域唯一となった高校の応援と、若者のアイデアをヒントにしようと、去年5月に鹿角高校の食物部にオファーしたのが始まりです。
昨年度の部員およそ20人が提案した10ほどのアイデアのなかから、会社が実現性や味、それに地域の特色を出すことなどを踏まえて候補を2つにしぼり、若者の味覚と創業154年の老舗の技術で、試食と改良を重ねて完成させました。
いっぽうの商品、「ホルモンうどんたれ」は、地元の名物「鹿角ホルモン」で、いわゆる「締め」で楽しまれている味を再現した、たれです。
実物の味の再現に難航するなか、油のコクを出す工夫が決め手となり、ほぼそのままの味に仕上げました。
もういっぽうの「ヒメマスアンチョビソース」は、神秘の湖、十和田湖に住むヒメマスの塩漬けをアンチョビに見たてた、パスタやサラダにかけるソースです。
魚のくせと油分を抑えたことで、貴重なヒメマスの味わいが豪華さを感じさせています。
12日に会社の物販イベントでお披露目され、試食した50代の女性は、「ホルモン、ヒメマスの味をしっかり出しながら、くせがない、万人に合う商品だと思います。若い子たちが地元の会社に興味をもつきっかけになってほしいですね」と話していました。
食物部の2年、大西彩葉(いろは)部長は、「思った以上においしくできたので、どちらも使いやすいと思う。商品をつうじて、鹿角も、鹿角高校も有名になってほしい」と話しています。
浅利晋一朗専務(47)は、「高校生たちに地元の会社と、その技術にふれてもらえて良かった。鹿角を好きになってくれたらさらにうれしい」としています。








