ご当地かるたの札にある名所などを巡るミニツアーが鹿角市で行われ、参加者たちが地元の魅力を再発見しました。
鹿角市の十和田地区には、15年ほど前に、市民に募集して作られたご当地かるたがあり、イベントなどで楽しまれています。
これに取り上げられている名所や伝統芸能に関する場所を巡るミニツアーが5日にあり、地元の人たちおよそ20人がマイクロバスなどを使って楽しみました。
「杉の中、馬の神さま、芦名神社」とかるたで読まれている鹿角市山根の芦名神社では、静かな森の中に鎮座する社殿に入り、馬が描かれた絵馬を見るなどしました。
今回のハイライトとなった札は、「珍しい、十和田南駅の、スイッチバック」です。
列車が駅などで進行方向を前後変えるスイッチバックは全国に10か所ほどありますが、花輪線の十和田南駅は、峠ではなく平地にある珍しい形態です。小坂方面や大湯方面に延伸する、実現しなかった計画が反映されています。
参加者たちは2つ手前の土深井(どぶかい)駅で列車に乗車し、十和田南駅のスイッチバックを経て、次の柴平駅で下車しました。毎年行っているこのツアーで実際に列車に乗るのは、今回が初めてです。
列車が十和田南駅に到着すると参加者たちは、列車を反対方向に動かすための作業を見学したり、ホームに降りて進行方向を確認したりしていました。
参加した地元の70代の女性は、「長いこと花輪線に乗っていなかったので、本当に逆方向に進むんだなあと新鮮に感じました。線路が先に延びていたら、町がもっと栄えたかもしれないと、思いもはせられました」と話していました。
主催した「十和田地域づくり協議会」では、「かるたには十和田のいろいろな魅力が取り上げられている。かるたやツアーにふれて、十和田の魅力を日ごろから発信してほしい」としています。

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