「医療の第一窓口」の設置めざす集会 鹿角地域

「医療の第一窓口」の設置めざす集会 鹿角地域

 鹿角市、小坂町の中核病院で体制の縮小が続くなか、「医療の第一窓口」の設置をめざす住民集会が始まり、賛同が呼びかけられました。

 市民団体「鹿角の医療と福祉を考える市民町民の会」では、「日本の医療が診療科別に発展した結果、医療の素人である住民が自己判断で診療科を選ぶという弱点が生じた。克服するために総合診療医が必要」としています。

 これを鹿角で実現するために、多くの人と目標を共有して、住民の声、動きを大きくしようと、地区別の集会を鹿角市と小坂町の10か所で企画しました。

 その初回が6日午前に小坂町交流センターで開かれ、およそ20人が集まりました。

 集会で主催者側は、「診療科がそろっていた時は病院に駆け込めば何とかなったが、診療科が次々撤退しているいま、日本の医療の弱点が表面化してきた。いま必要なのは、専門家が初期診断を施し、最適な医療機関へ結びつける窓口です」と訴えました。

 鹿角では現在、医療の相談を24時間受け付けている相談ダイヤルが運用されていますが、これについて、「受診すべき診療科は教えてくれるが、病院までは教えてもらえないシステムになっている。住民は困っている時に、病院、医師こそ紹介してほしい」と指摘しました。

 いっぽう南秋地域の中核病院「湖東病院」が廃止の危機に直面した際に、住民運動もあって、新たに総合診療の体制が立ち上がったことを示し、鹿角でも実現できるよう協力を呼びかけました。

 参加者たちからは、「このまま医療が衰退していくと住みにくくなる。みんなで対策を考えなければいけない」とか、「行政、住民が一丸となって運動する局面にきている」などの意見が聞かれました。

 訪れていた町内の60代の男性は、「世代を問わず、自分事として考えなければいけない問題だと思う。総合診療が必要だという声を大きくできるといい」と話していました。

 市民町民の会の西文雄会長(77)は、「かづの厚生病院のいまの体制に、総合診療医を加えられるといい。賛同者の声を集め、知事、市長、町長に届けたい」としています。


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