鹿角市の消防団は、確保の目標とする定員について、実情に見あったものにしようと、削減する案を議会に提案しました。
市は消防団の定員を820人から667人に削減する案を、先月26日に開会した9月議会に提案しました。
議案の可決で定員が削減されれば、2年前の4月以来となります。その際は、892人だった定員を820人に減らしていました。
市消防団を所管する鹿角広域消防本部によりますと、ことし4月1日時点の団員数は627人で、この3年間だけで122人、率にして16%減っています。
わずか2年前に設定した定員をさらに減らしたい背景には、人口減少もありますが、65歳としている、定年に達した団員の世代が多いため、減少が急激に進んでいるということです。
新たな定員の設定では、大規模災害時に避難誘導で必要な、面積あたりの人数と、配置している消防車、小型ポンプを使うための人数などから計算したということです。
このため、定員に近い団員数であっても、万一災害が起きても十分に対応できるとしています。
それでも、現在の団員数が新たな定員に対し50人ほど少なく、団員を増やしていきたい考えです。
消防に関する行事やイベントでのPRを強化するほか、団員が募集の活動をした場合、訓練への参加と同等の手当を支給する制度をことし4月に設けました。
団員たちからは、「困っている人の所に駆けつけて、貢献できることがうれしい」とか、「地元の人とのつながりが強まり、生活の役に立つし、楽しみにもなっている」などの声が聞かれており、消防団ではこうした点もアピールしていく方針です。
鹿角広域消防本部総務課では、「団員獲得の呼びかけを強化するとともに、団員の数に関わらず、技量を維持して災害に備えていく」としています。







