鹿角市特産のモモの主力品種の収穫がピークに入り、農家たちが苦労の末に、実りを迎えています。
「かづの北限の桃」のおよそ75%を占める品種「川中島白桃」が収穫のピークに入っています。
鹿角市花輪猿ケ平(さるがたい)でおよそ50アールの果樹園を経営する吉村勝實(かつみ)さん(81)は、先月26日に川中島白桃の収穫を始め、現在終盤に入っています。
1日も家族3人で、モモの熟し具合を確かめながら、ていねいにもぎ取っていました。
吉村さんのモモ園ではことし、半分ほどの木が大雪で枝が折れ、さらにそれらの木で力が弱まり、枝が枯れたり、実がつかない被害にも見舞われました。
加えて、熟す時期が早まり、「農協に指導された日に収穫を始めたものの、柔らかくなってしまった実が多くある」ということです。
吉村さんは、「収穫はいつもの半分もいかないかもしれない。モモを15年ほど育てているが、ことしほどひどい年はない」と肩を落としています。
それでも出荷したモモの糖度は、北限の桃ブランドの出荷基準の10.5度を大きく超えているそうです。
被害を免れた木や、傷つき手当を施した木がようやくたどりついた実りを、いとおしそうに見ていた吉村さん。
「天気には勝てない。残った木、若い枝を、時間をかけてていねいに育てていく」と先を見すえています。

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