鹿角市の小中学校長の会議で笹本市長が講演し、先に公表した大規模な学校再編案について、「10年先を見すえた先手のビジョン、政策」と説明しました。
市は少子化が急激に進むなか、複式学級の発生や教員の減少による教育の質の低下などを懸念し、学校を再編する計画の素案をまとめ、ことし6月に公表しました。
計画では2年半後から、小規模の学校から順に段階的に統合を進め、10年半後の19年4月には小中学校1校ずつ、もしくは義務教育学校1校に集約するとしています。
27日夕方に市役所で開かれた鹿角市の小中学校の校長10人による会議で、笹本市長が講演を依頼され、自身の価値観や市政で取り組みたいことなどを話しました。
市政で最も取り組みたいことが、「10年先を見すえた先手のビジョンと政策をすること」だとし、「学校再編も、保育所、放課後児童クラブの再編も、医療ビジョンもその取り組み」と説明しました。
理由として、「先を見て目標を決めて行動することで、その質を上げられるし、パフォーマンスを最大化できると思う。課題に突き当たってから行動すると、克服にエネルギーを費やし、行動の質が深まらない」との考えを示しました。
「もう一つ優先してやりたいこと」として、「子ども、若い人たちへの投資」を挙げました。
そこでは、「志と能力のある人間を地域に残すと成果が生まれるし、鹿角で生まれ育ったことを誇りに思うこと、みんなのために行動できる人を育てることが、鹿角市が将来、いろいろなことを達成するために必要だと思う」との見解を話しました。
講演を聞いた校長の一人は、「先を見る重要性をあらためて示され、はっとした思いもあるし、目の前の子どもの対応が最優先される場面もある。バランスをとりながら考えたい」と話していました。

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