雪害乗り越え甘く仕上がる 鹿角の「北限の桃」

雪害乗り越え甘く仕上がる 鹿角の「北限の桃」

 いよいよ収穫が始まりました。鹿角特産のモモの主力品種「川中島白桃」です。記録的な大雪の被害を乗り越え、ことしも甘く仕上がっているということです。

 鹿角市のモモは、収穫直前の昼と夜の寒暖の差でできる高い糖度と、国内で最も遅く販売できることを強みにして、「北限の桃」のブランドで売り出しています。

 JAかづのによりますとことしは118軒、50ヘクタールで栽培されていて、川中島白桃の集荷が平年より3日ほど早い26日に始まりました。

 ことしは記録的な大雪で、市内のモモの木のおよそ33%にあたる5千本あまりで幹や枝が折れる被害があり、収穫量は例年より少なくなりそうです。

 いっぽうで、折れた枝への支柱の設置など農家の努力と、今月中の好天続きを受け、JAによりますとこれまでに収穫されたモモの糖度の平均は、出荷基準の10.5度以上を大きく超える13度となっているということです。

 27日は生産者とJAの代表が鹿角市役所を訪れ、ことし産の出来を報告しました。

 試食した笹本市長は、「純粋においしいです。甘さと香りがとてもいい。幸せを届けてもらっていると感じる」と話しました。

 生産部会の切田秀吉(ひでよし)部会長(72)は、「晴天が続いていて、いいものになっている。農家はおいしいと言ってもらうために作っているので、いいものができて何にも代えがたい」と話しています。

 かづの北限の桃はことしも東京や秋田市の市場、地元の直売所などで販売されるほか、シンガポールへの輸出も計画されています。

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