鹿角市の笹本市長は、市が先日、市立保育所の再編計画の素案を明らかにしたことをめぐり、「目の前のことにしっかり責任をもちつつ進めていきたい」とし、再編の必要性を強調しました。
鹿角市は急激な少子化に対応しようと、市の保育所と認定こども園の6施設を5年半後までに2つに集約し、民間の1施設とあわせ3施設で対応していく案をまとめ、今月18日に議会へ明らかにしました。
24日の定例会見で、再編を必要とする背景を問われた笹本市長は、「仮に数年先に伸ばしたとしても、一学年に5人いない状況などになっていく。子ども同士の交流があるなかで進めることが大事であり、個別ケアにも組織で対応できる体制をつくりたい」と述べました。
また、行政改革の議論で財政に目が向きがちなことにふれ、「もちろんそれもあることは認めるが、どうせお金がかかるから切り捨てられるんだっていう理論になるのは私の本意とは違う。全体最適という面を考えている」と話しました。
通園距離が長くなるケースへの対応については、「保育所は保護者の送迎が原則だが、もしかしたら、状況に応じて何らかの配慮を考えていくかもしれない」との考えを示しました。
また再編した場合の保育士の雇用への配慮については、「次の勤務先を市が提示する立場にはないが、女性が働きやすい企業を誘致したり、小学校のクラスの補助員を拡充する方向で活躍する場を提供するなど、いろいろなことが考えられる」としました。
いっぽう、「強調したいこと」として、「この素案を出したことで、皆さんの思い、意見をいただきたい。納得感がある形で再編計画を固めていきたい」と市民に求めました。
最後に、「まったく手つけないのは良くない。目の前のことにしっかり責任をもちつつ進めていく」とし、再編の必要性を強調しました。
市は保育所の再編に関する住民説明会を来月15日に八幡平、16日に十和田、17日に花輪の各市民センターで、午後6時半から開くことにしています。

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