優雅に舞う「毛馬内の盆踊」 鹿角市

優雅に舞う「毛馬内の盆踊」 鹿角市

 かがり火を囲んで優雅に舞う鹿角市の伝統芸能「毛馬内の盆踊(ぼんおどり)」が21日夜に始まり、踊り手たちが流れるような手さばき、足さばきで舞っています。

 初日の21日午後7時半ごろ、晴れ着を着て、手ぬぐいで頬かむりをした踊り手たちが会場の毛馬内の商店街に現れ、輪になって並びました。

 大太鼓と笛のはやしが始まると、踊り手たちは流れるような手さばき、足さばきで優雅に舞いました。

 雪国の街特有の、雨と雪よけのひさし「こもせ」が連なる町通りで、かがり火に照らされる踊り手たちがゆったり動く様子は、幻想的です。

 しばらくして、歌に合わせて舞う「甚句」に曲が変わり、哀調を帯びた歌と、踊り手たちの所作だけの世界になりました。

 秋田市から観覧に訪れた60代の男性は、「ずっと見たいと思っていました。踊りに風情があるし、街の雰囲気もいいので、やっぱり来てよかった」と喜んでいました。

 毛馬内の盆踊は、およそ450年前、戦から帰った兵士たちをねぎらって行われたのが始まりと言われ、先祖の供養が込められている芸能です。

 その土地の歴史と風土を反映していることなどが貴重だとして、4年前に全国の41の民俗芸能とともにユネスコ無形文化遺産に登録されました。

 保存会の馬渕大三会長(73)は、「高校生たちが全国高校総合文化祭に勝ち上がって、踊ってくれて、地元のみんなの励みになった。フォトコンテストの再開でカメラマンも多いようなので、魅力をますます発信していく」と話しています。

 毛馬内の盆踊は22日と23日も午後7時半ごろから行われます。

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