鹿角市は、母子世帯の生活支援などをしている市内の施設について、入所世帯が現時点でいないことなどを踏まえ、来年3月いっぱいで廃止する案を明らかにしました。
この母子生活支援施設「ハニーハイムかづの」は、母子世帯を対象に、住宅や経済などの困窮に対する支援と、DVなどによる市内、市外からの救急的な一時保護をしています。
市によりますと入所世帯の減少傾向から7年前に定員を半数の10世帯に設定して対応してきましたが、今月に入り1世帯が退所し、現在は入所がありません。
いっぽう、施設が完成から47年が経ち老朽化するとともに、利用者の減少により市の運営費の負担が増えるなどしています。
市は現在、市がもつ施設一つずつについて存続、廃止を検討しており、そのなかでこの施設についても、改築、民間譲渡、廃止の3つの案を比較、検討した結果、廃止が望ましいと判断しました。
6年前の検討時は改修、もしくは建て替えを想定していましたが、その後の、ニーズの変化による入所世帯の減少や、収支バランスの悪化、民間の引き受け手が見込めないことなどを踏まえ、廃止に方向転換した形です。
入所者数の減少の理由については、プライバシーの重視などで集団生活に抵抗感がもたれていることなどを挙げています。
廃止後に、特別な支援が必要な母子が出た場合は、住宅の紹介など必要な支援を個別に行い、また緊急的な一時保護のケースでは、決定権をもつ県が、県内のほかの同じ施設を選択するとしています。
市は施設を11月から休止し、12月に議会に廃止案を提案する方針です。







