鹿角市は急激な少子化に対応しようと、市の保育所と認定こども園の6施設を5年半後までに2つに集約し、民間の1施設とあわせ3つの施設で対応していく案をまとめました。
この案は、18日に開かれた市議会の教育民生委員会で市が説明したものです。
現在の年間70人程度の出生数が続いた場合でも、4年後の保育所などの認可定員に対する入所率は、40%を下回る見とおしだということです。
市は、施設の適正な規模や配置などを考慮した効率化と、持続可能な保育サービスの提供のために、保育所の再編が必要だとして、素案をまとめました。
検討では、施設の老朽化、整備状況のほか、保護者と児童の利便性や、民間活力の有効活用、それに適正な集団規模の保育などを踏まえたとしています。
再編では、市の南部、中央部、北部の3か所に施設をおくこととしています。
南部は花輪六日町の民間の保育所「わんぱくはうす」を、中央部は花輪乳牛(ちうし)にある市の「花輪にこにこ保育園」を認定こども園に移行したうえで、そして北部は毛馬内下小路にある市の「毛馬内保育園」をそれぞれ位置づけています。
そのうえで、「花輪さくら保育園」「錦木保育園」「八幡平なかよしセンター」の3つの施設を2年半後の令和10年度いっぱいで、また「あおぞらこども園」を5年半後の令和13年度いっぱいでそれぞれ閉園させる考えです。
そのうち花輪さくら保育園とあおぞらこども園の建物は、放課後児童クラブとして活用する案を検討しています。
市は今年度これまでに、小中学校と放課後児童クラブを再編する素案も明らかにしていて、それらは市内で1つに集約するとしているのに対し、保育所は3つとしており、「幼児や保護者の通園の負担などを考慮した」としています。
議会の委員会で議員たちからは、「八幡平から花輪への通園は負担が大きい」「勤めている保育士の雇用を守れるといい」などの意見が出されました。
市は来月に保護者説明会を開くほか、パブリックコメントなどを経て来年3月に再編計画を決定させるとしています。

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