収穫前の農作物の盗難を防ごうと、鹿角地域の関係機関によるパトロールがことしも始まりました。
これは、個別に行っていたパトロールや農家への注意喚起の発信力を高めようと、実行委員会をつくり組織的に行われることになりました。
ことしの活動初日の18日、鹿角市花輪大曲の農協の事務所に、地元の警察、果樹協会、行政など7つの機関の関係者10人あまりが集まりました。
はじめに会議で、パトロールの実施計画の作成、管理や、農家への防止策の呼びかけなどが確認されました。
そのうちパトロールについては、期間をリンゴの収穫が終わる11月いっぱいまでとし、各機関でエリアを分担して職員の外出業務の時などに行うことにしました。警察は全域で、夜間を含む常時としています。
そのあと出席者たちが果樹園を回り、盗難防止のポイントが書かれたチラシを農家に配りました。
訪問を受けた鹿角市の果樹農家の女性は、「今月、道路沿いの赤くなった実だけを選ぶように60個ほど盗まれました。食べる人の喜んでくれる顔を思い描いて育てているので悲しくなります。すぐ防犯カメラを設置しました」と話していました。
実行委員会では農家の注意点として、収穫物を持ち帰ること、作業所や小屋の鍵をかけること、脚立やコンテナなど盗難に使われそうな道具を片づけることなどを挙げています。
地元の農協や市によりますと管内では、モモ数千個が盗まれたケースをはじめ、被害が毎年あり、ことしもすでに報告があるということです。
鹿角地域農産物盗難防止パトロール実行委員会の委員長、成田靖浩・鹿角市農業振興課長は、「ことしは大雪で大きな被害を受けたあと、農家が努力している。盗難被害を防いで、農家が安心して営農できるように努める」としています。

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