みこしが行く先を清める鹿角市八幡平の民俗芸能「先払舞」が2つの集落で行われ、子どもたちが暑さに負けず、躍動的に演じました。
鹿角市八幡平では4つの集落で先払い舞が伝承されていて、16日は谷内と大里の行事が、それぞれの地域の神社の例祭にあわせて行われました。
そのうち「谷内天照皇御祖(あまてらすすめみおや)神社先払舞」は、江戸時代中期に岩手県八幡平市兄川から伝わったといわれ、市の文化財に指定されています。
午前9時すぎ、みこしに移されたご神体が里宮を出発し、集落を一巡して神社に戻るまでの地域の要所6か所で、子どもたちが伝承曲を舞いました。
伝承されている10の舞いは、しゃがんだり飛び跳ねたりする動作が多い、体力的にきついものです。
それでも小学2年から高校1年までの男女12人の舞い手たちは、一つ一つの所作を大事にしながら、刀をかざしたり扇を持った手を広げたりしていました。
舞い手たちはピンクや黄色をあしらった華やかな衣装を着ていて、要所を訪れると、その場が華やかになり、待っていた地域の人たちがうれしそうに見守っていました。
舞い手を務めた高校1年の女子生徒は、「指先のしなりなど、少しでも美しく見えるように気をつけています。生まれ育ってきた地域の舞いだし、子どもが減っているので、力になりたくて参加しています」と話していました。
「谷内天照皇御祖神社先払舞保存会」の阿部達也会長(26)は、「子どもが減っていますが、踊りたい子たちがこうして集まってくれているので、感謝しかない。地元の子どもたちには、踊りも地域も好きになって、将来も続けてくれたらうれしい」と話しています。

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