18年ぶり、県外が県内を逆転 鹿角の高校生の就職希望

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 来年春に鹿角管内の高校を卒業予定で、県内への就職を希望している生徒の数が、統計がある平成元年度以降で最も少なくなるとともに、18年前ぶりに県外希望が県内希望を上回る状況になっており、地元が危機感を募らせています。

 ハローワーク鹿角の6月末のまとめによりますと、管内の高校、支援学校の2校で来年春に卒業を予定する生徒のうち、就職の希望者は全体のおよそ3割の49人で、前の年度から3人増えています。

 そのうち県内の希望者は前の年度より4人少ない24人で、統計がある平成元年度以降で最も少なくなっています。

 対して県外の希望者は25人で、前の年度より7人多くなっています。

 これは平成20年度以来、18年ぶりに県内希望を県外希望が上回っている状況であり、地元の企業や関係機関に懸念が広がっています。

 いっぽう、高校卒業予定者に対する管内の事業所からの求人はこの時点で、45社の122人分で、前の年度から8社、13人分それぞれ減っていますが、地元就職を希望する生徒の数を大きく上回っています。

 高校生一人に対し事業所から何人の求人があるかを示す管内の求人倍率は5.08倍で、前の年を0.26ポイント上回り、人材の不足が拡大しています。

 ハローワーク鹿角では、「コロナ禍に県内に向いていた高校生たちの目が、都市部に戻っている。いったん進学などで県外に出ても、将来の就職につながるように、地元の企業の魅力を伝えていく」としています。

 新規高卒者の就職に向けては、来月5日に推薦が始まり、16日に就職試験が解禁されます。