鹿角市の伝統行事「花輪ねぷた」が7日夜に始まり、武者絵などが描かれた大きな絵灯ろうが大太鼓のごう音とともに街を練り歩きました。
市指定の文化財で、江戸末期が起源とされる花輪ねぷたは、夏の眠気を追い払い、病気や怪我などの厄を水に流す「眠り流し」と七夕を合わせた行事で、ねぷたは眠たいがなまったものと言われています。
2日間の日程の初日の7日は、夜に10の町内の若者と子どもたちが各町内を出発し、高さおよそ5メートルの将棋の駒の形をした絵灯ろうを押しながら、大太鼓を響かせました。
そして商店街の中心や鹿角花輪駅前に集まると、源義経の八艘飛びなどの武者絵が描かれた大きな絵灯ろうがずらりと並び、迫力ある光景となりました。
親子で見物していた鹿角市錦木古川の小学5年の女の子は、「平面の絵なのに、上手なので立体的に見える。鹿角にはお祭りがたくさんあって、誇りに思います」と話していました。
いっぽう武者絵などの出来を競うコンクールで優勝した大町の絵師、黒沢匠さん(29)は、「うれしすぎて、大人なのに飛び跳ねてしまった。師匠のもとでの10年間の修行の成果を十分に発揮できたし、町内のみんなに喜んでもらって感無量です」と話しました。
花輪ねぷたは8日夜も行われ、大太鼓を打ち鳴らしながら絵灯ろうを燃やす、最大の見どころの「眠り流し」は、午後9時すぎが見込まれています。
武者絵などのコンクールの上位の結果です。1位は大町、2位は舟場町、3位は舟場元町、4位は新町、5位は六日町、6位は旭町です。
また大太鼓の叩き方の出来を競うコンクールの順位は、大人の部が上位から順に大町、谷地田町、舟場元町。子どもの部が大町、新田町、新町でした。

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