恒久平和を誓う式典 鹿角市

恒久平和を誓う式典 鹿角市

 戦争で犠牲になった人たちを追悼するとともに、平和への思いを新たにする催しが鹿角市で開かれました。

 千500人を超える戦没者を出した鹿角市で7日、市が主催する顕彰式が花輪の「コモッセ」で行われ、遺族などおよそ60人が参列しました。

 笹本市長が式辞で、「こんにちの平和と繁栄が、戦没者の尊い犠牲のうえに築かれていることを忘れてはいけない。過去の歴史を真しに見つめ、互いを理解し合い、恒久平和の実現に向けて努力を続ける」などと述べました。

 そして参列者全員で、戦没者の追悼と平和を祈り、黙とうをささげました。

 続いて各地区の遺族会の代表などが順に慰霊碑に向かい、献花をささげました。

 また遺族を代表し、父を東シナ海で失った鹿角市遺族連合会の会長、中村敦さん(83)が平和への誓いを述べました。

 中村さんは、「一通の通知を前に家族中がその場で泣きに泣いて、泣き倒れた姿がいまでも浮かんできます。平和の尊さ、戦争の悲惨さを後世に継承し、戦争のない平和な社会に貢献する」と述べました。

 終戦から81年が経ち、遺族会の高齢化などで戦争の記憶の風化が懸念されるいっぽう、世界では軍事侵攻などが続いており、戦争の悲惨さを語り継ぐことが欠かせなくなっています。

 市では、「戦争のことを考える環境が希薄になっていると感じる。顕彰を続けて、戦争の悲惨さに思いをはせ、平和を願う機会をつくっていきたい」としています。

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