若者の居場所づくりで実証実験 鹿角市と武蔵野大

若者の居場所づくりで実証実験 鹿角市と武蔵野大

 鹿角市が武蔵野大学と行う、若者の居場所づくりの実証実験が今年度も始まり、若い世代にとって魅力的で、実現可能な場所を探っています。

 若者の定着が課題になっているなか、鹿角市は昨年度から武蔵野大学とともに、若者の居場所づくりについて探るとともに、地元の中高生のアンケートをもとに実証実験を企画しました。

 7日から3日間、花輪の複合施設「交流プラザ」に、学習、交流、対話、デジタル体験の4つのスペースが用意されます。

 そのうち地元の若者が大学生たちと対話するスペースは、中高生へのアンケートで、挑戦したいことがない、分からないという声が多かったことを踏まえ、大学生の発想を刺激にしてもらおうという狙いです。

 地元の女子高生2人が「地元に遊べる場所がない」と相談すると、応じた女子大学生は、「自然が豊かだから、そこにフォーカスを当てたらいいんじゃないかな。川で遊べることなんて、私たちにはとても魅力的だよ」と答えていました。

 いっぽう、鹿角市でのデジタルサテライトキャンパスの設置を見すえたスペースでは、東京の大学から講義の録画が配信され、通信状況を確かめつつ、リアルタイムの授業を配信できるかを探っていました。

 鹿角市政策企画課では、「地元の中高生たちの意識が地域との関わりに向くいっぽう、居場所が自宅と学校しかないという声が多い。大学生とのつながりから、挑戦の拠点をつくりたい」としています。

 このほかこのプログラムでは、大学がない鹿角でその学びにふれてもらおうと、地元の中高生11人が参加して、研究を体験しています。

 5年連続で参加している高校3年の女子生徒は、「このプログラムをとおして、少子高齢化や地域の活力の衰退を身近に感じられたし、自分の進路の参考にもできた。鹿角が持続できるために必要なことを学んでいきたい」と話していました。

(写真はクリックすると見られます)