鹿角市内でことし、クマの目撃が平年より多く推移しており、今後収穫期を迎えて人身事故の発生の危険性が高まることから、市が対策を呼びかけています。
市によりますとことしの目撃件数は先月末までで125件あり、異常に多かった去年を除く平年のおよそ2倍と、多く推移しています。
目撃された場所は、先月中旬までは山に近い場所がほとんどでしたが、下旬以降は市街地に寄ってきており、市は、「去年までに人の食べ物の味を知ったクマが、ことしも目当てにして、来ている」とみています。
実際に市街地で目撃されたクマが、体の大きさから成獣とみられるものが多い点からも、去年以前から出没を繰り返していることがうかがえます。
また食害では、周囲に複数の畑や果樹園があっても、特定の場所だけをクマが繰り返し狙っており、市は、「対策をしていない人の被害が続いている」と指摘します。
そして、「被害があっても放置していると、クマは徐々に滞在時間が長くなっていき、その分、人がはちあわせになるリスクが高まる」と警戒しています。
また過去に起きた、農作業中にクマに襲われたケースでは、近くにクルミやクリの木があるといった環境的な要因と、人が対策をとっていない、行動的な要因があるとしています。
その行動的な要因について市は、「クマに襲われた人の話を聞くと、きょうたまたまラジオや鈴を忘れたが、大丈夫だろうと思った時に限って事故が起きたというケースが多い」とし、油断の危険性を指摘しています。
今後、発生が懸念される、農作業中のクマとのはちあわせを防ぐ対策として市は、「慣れた所だからと油断せず、いつでも、どこにでもクマがいると思ってほしい」とし、周りを警戒すること、音を立てること、複数で行動することなどを呼びかけています。
また農地の防衛策として、クマの被害が起きてないかを細かく確認すること、電気柵を設置すること、それに収穫や廃棄を適切に行うことなどを求めています。







