「北限の桃」収穫前に祈願祭 鹿角市

「北限の桃」収穫前に祈願祭 鹿角市

 「北限の桃」の名でブランド化が進む鹿角市のモモが収穫期を迎え、作業の安全などを祈る催しが行われました。ことしは雪害を乗り越えた、甘いモモがそろいそうです。

 鹿角市のモモは、ほかの産地が品薄になる時期に出荷できることと、収穫直前の昼と夜の寒暖の差による高い糖度を強みにして、「北限の桃」の名でブランド化が進められています。

 ことしは去年よりそれぞれ4人、およそ5ヘクタール少ない、118軒、50ヘクタールで栽培されています。

 地元の農協によりますと、ことしは7月の好天で実が大きく、また今月に入ってからのじゅうぶんな日差しに恵まれて、甘さは高くなっているということです。

 早出しの品種の収穫期を目前に控え、6日は作業の安全と販売目標の達成を願う祈願祭が花輪大曲の選果場で行われ、生産者や選果作業の従事者などおよそ60人が出席しました。

 鹿角市のモモは去年、クマなどによる食害が多く、またことしも大雪の被害が多くあっただけに、参列した人たちは神事で強い思いを込めている様子でした。

 JAかづのの阿部浩一組合長は、「鹿角のモモは市場、消費者から高い評価を受け、全国的に知名度が上がっている。収穫の安全とさらなるブランド向上をめざす」と述べました。

 地元では早出しの品種が10日ごろから直売所などで販売され、甘さが自慢の主力品種「川中島白桃」は今月下旬に店頭に並ぶ見とおしです。

 また首都圏や秋田市の市場に出荷されるほか、シンガポールへの輸出も計画されています。

 生産グループの代表、切田秀吉(ひでよし)さん(72)は、「雪にやられた木があるので収量は減るが、春以降は天気が良くて、いいものが取れそうだ。みなさんにたくさん食べてほしい」と話しています。

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