生成AI、学校教育でのあり方を共有 鹿角地域

生成AI、学校教育でのあり方を共有 鹿角地域

 人間の指示で問題を解決に導ける生成AI。子どもたちの学力の向上にも低下にもつながると指摘されるなか、正しく使えるようにしようと、鹿角地域の教師たちの研修会で取り上げられました。

 教育現場での生成AIの活用は、学びを深める一助となるいっぽうで、使い方によっては、考える力を低下させたり、誤った情報を鵜のみにするなどのリスクも懸念されています。

 鹿角市と小坂町では小中学生の全員に一台ずつタブレット端末が貸与されているほか、スマートフォンなど生活の身の回りにも生成AIを利用できる環境があります。

 鹿角市と小坂町の小中学校の情報教育の担当教師などを集め、4日に十和田中学校で開かれた研修会では、生成AIの活用方針を共有する場面がありました。

 教育委員会の担当者は、AIの回答をそのまま児童、生徒の成果物にしないことや、AIの情報の信ぴょう性を確かめることなどを、指導事項として挙げました。

 具体例の一つとして、子どもたちが最初からAIに頼るのではなく、子どもたち自身が考えたものが土台にあって、そこから学びを深めるツールとして使うことが提案されました。

 また参加者からも、「保護者にも安心な使い方を発信できるといい」と提案がありました。

 参加した中学校の男性教諭は、「生成AIは子どもたちの可能性やアイデアを広げられるいっぽうで、自分の力で考えなくなる懸念もある。正しい使い方を指導したい」と話していました。

 鹿角市教育委員会の米田樹史(しげふみ)指導主事は、「ゼロベースから使わないように指導することと、教師が回答や提出物を見極めることが重要になる。生成AIを使っても、自分で考え、判断できる子どもたちを育てたい」としています。

 鹿角市教育委員会では来月策定するタブレットの使用に関するガイドラインに、生成AIの利用のあり方も盛り込む方針です。

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