第79回十和田八幡平駅伝競走全国大会は1日にレースが行われ、富士山GX(山梨)が大会新記録のタイムで初優勝を果たしました。
レースは青森県十和田市の十和田湖休屋から鹿角市八幡平大沼までの5区間、71.4キロで行われ、去年より3チーム少ない14チームがたすきをつなぎました。
富士山GXは1区でトップと10秒あまりのきん差で2位につけると、2区の選手が区間トップのタイムで逆転。さらに3区、4区の選手は大会新記録のタイムで後続との差をぐんぐんと広げ、難所の5区も区間2位のタイムでまとめ、トップでテープを切りました。
高嶋哲監督(48)が鍵とみていたのは、最終の5区です。去年5区で逆転されて2位に終わっており、「5区までに2分ぐらいの貯金をつくろう」をチームの合言葉にしてきました。
陸上部が4年前に発足し、翌年から出場を続けるこの大会で、3位、4位、2位と優勝にあと一歩だっただけに、高嶋監督は、「ことしはぜひという思いでいたので、達成できてひじょうに良かった。ニューイヤー駅伝での勝負に、追い風になる」と手ごたえを得ました。
高嶋監督が「上りにひじょうに強い選手」と信頼し、5区に抜擢したのは、吉本光希選手(25)です。おととしに実力を発揮できなかったことを反省にしたそうで、吉本選手は、「今大会に照準をあわせて、しっかりと調子を上げられた」と自信をもって臨みました。
レースを振り返り、「終始落ち着いて走れて、最後はしっかりペースを上げきれた。自分の調子がいい時の走りができた」と納得のレースとなりました。
2位には、旧花輪高校出身の双子のランナーの弟、松宮祐行さん(46)が監督を務めた北陸実業団連盟(新潟)が入りました。
1区で5位、2区で3位と上位でレースを展開し、4区の選手が大会新記録のタイムで2位に押し上げ、5人の総合タイムは去年までの大会記録と同タイムです。
松宮監督は、「4区の選手が区間賞をとってくれたのも良かったが、全員が一生懸命に走って、チームでとった2番です」と振り返りました。
選手、監督の両方で出場してきたこの大会で、最高位となる2位です。「駅伝は1区が大事という部分と、流れに乗るといい走りができることをあらためて感じた。来年は優勝を狙いたい」と意気込んでいます。
レースの3位は警視庁A(東京)。去年初優勝したコモディイイダ(東京)は序盤の遅れが影響し、4位で入賞です。
酷暑、急こう配の難コースで知られる大会ですが、ことしは終始雨が降る、気温が上がらないなかで行われ、1位と2位のチームの総合タイムがそれぞれ大会新、大会タイだったほか、3人の区間新記録が出る、トップチームを中心に高速レースとなりました。

ともに大会新のエドウィン選手と篠原選手
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