「高度医療は市外」機能分担の案 鹿角市のビジョン

「高度医療は市外」機能分担の案 鹿角市のビジョン

 鹿角市がつくっている10年後の医療の目標づくりで、めざす姿の案がまとまりました。「高度な医療は市外で、身近な医療は市内で受けられるまち」と想定されています。

 市は、医療が人口減少などを受け縮小するなか、実現可能な10年後の目標「医療ビジョン」をつくり、市民や関係機関と共有するとともに、対策を進めることにしています。

 今年度末までに完成させる予定で、策定2年めの現時点で、ビジョンのなかで示す、現状や課題、市民の期待、それにめざす姿までの説明の素案がまとまりました。

 めざす姿の案は、「高度な医療は市外で、身近な医療は市内で受けられるまち」です。

 あり方として3つの分野も示し、「相談窓口が充実し、市民の不安が軽減する」「高齢者救急、地域急性期機能までは市内で完結する」「市内外の医療機関を利用する際のアクセス手段が確保されている」をそれぞれ設定しています。

 市は地元の医師会、中核病院、行政関係者などを招いた懇談会を30日に開き、案に対する意見を求めました。

 市外の医療も前提としていることをショックと受け止めている市民がいるとの指摘に対し市側は、「市民に現状を伝える機会を何度もつくっていく」と答えました。

 また、「中核病院で一定の救急を担い続けてもらうことをビジョンで強く打ち出してほしい」との意見に対し、かづの厚生病院の出席者も、「医師が少ないながらも救急を維持し、協力したい」との考えを示しました。

 いっぽう市が充実させるとしている相談窓口について、「医療相談ダイヤルやかかりつけ医など、幅広い想定をしている」と説明したのに対し委員からは、「市民はどこか一つにあった方がいいと考えるかもしれない」との指摘がありました。

 市は来月8日午後1時半から花輪市民センターで住民集会を開き、ビジョンの素案を示すことにしています。

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