災害が各地で相次ぐなか、避難所を開設する訓練が鹿角市で行われ、中学生たちも役割を担いました。
これは、地区の拠点の尾去沢市民センターが28日に行ったもので、住民とセンターの職員などおよそ80人が参加し、任意の参加を呼びかけた中学生はほぼ全員が集まりました。
鹿角市に4つある地区のうち尾去沢の先月末時点の人口の千950人は、市内の7.5%と少ないため、有事の対応で中学生も担い手になってもらおうという期待が込められています。
災害が発生し、市の第一避難所に指定されているセンターが開設されたという想定で訓練が行われ、センターの職員と中学生が協力して、住民を迎え入れました。
受け付けでは中学生たちが訪れた住民に対し、住所、家族構成などを記入する紙や、健康状態のチェックシート、それに飲み物を手渡しました。
またけが人役の人が来ると、車いすで講堂へ誘導し、健康状態を聞き取るなどしていました。
参加した3年の男子生徒は、「災害の時にそばにいる大人が少ないことも考えられるので、できることを手伝いたい。練習しておくことで、実際の災害の時に頭が混乱しないと思うので、しっかり覚えたい」と話していました。
また70代の男性は、「災害が多くなっているので、いつ、何が起こるか分からない状況になっている。若い人たちがそばにいてくれると助かる」と話していました。
鹿角広域消防署の佐藤考裕(たかひろ)消防司令は、「大規模な災害の時は、消防や警察などの到着が遅れる可能性もあるので、地域の人たちの共助が重要です。訓練を重ねて、危機意識を高めるとともに、共助の行動を確認していてほしい」としています。

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