学校再編案で保護者向け説明会 鹿角市

学校再編案で保護者向け説明会 鹿角市

 小中学校の大規模な再編案をまとめた鹿角市が、保護者を対象にした説明会の開催を始めました。参加者からは、地域との関わりが薄れる懸念などが示されました。

 市は少子化が急激に進むなか、複式学級の発生や教員の減少による教育の質の低下などを懸念し、学校の再編計画を来年3月までにつくることとし、素案をまとめました。

 小規模の学校から段階的に統合を進め、11年後の19年4月には小中学校1校ずつ、もしくは義務教育学校1校に集約するとしています。

 9月を見込む住民向けに先がけ、保護者向けの説明会が24日夜に始まり、3年後に小学校と中学校が花輪に統合される案が示された尾去沢地区の会に保護者およそ20人が集まりました。

 出席者からは、「学校と地域が連携して運動会やお祭りなどをしている。学校が地区外になると、つながりが薄れてしまうと思う」との懸念が示されました。

 これに対し市側は、「子どもの住んでいる地区は変わらない。新しい学校でも、今の地区と連携した活動を維持、充実させたい」と答えました。

 「統合前に子どもの交流を予定していると説明したが、親の交流もあるか」との質問には、「想定していなかったが、含めて検討したい」としました。

 また、「統合前に統合先に転校してもいいか」との問いには、「居住地に応じて学校が決まっている」とし、現行のルールへの理解を求めました。

 訪れていた、小学生の子どもがいる父親は、「自分も尾去沢で生まれ、小中学校に通ってきたので、思い入れがある。伝統を残してほしいし、校歌などにふれる機会をつくってほしい」と話していました。

 いっぽう会で市側は、放課後児童クラブも小学校にあわせて統廃合する案を示しました。

 学校外に設置されている施設もありますが、市側は、「移動中のクマ、交通事故の懸念があり、統合した小学校内、またはより学校に近い所での開設に努める」との方針を示しています。

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