風力発電計画、議員の意見割れる 鹿角市

風力発電計画、議員の意見割れる 鹿角市

 鹿角市花輪で計画されている風力発電所の建設をめぐり、市民と市の議員が意見を交わす催しがあり、議員側の考えは賛成、反対、それに「調査結果を待って判断する」の3つに割れました。

 中心市街地から東へおよそ5キロの花輪上沼では、高さ200メートル前後の風車を20基程度建設する計画が、2つの事業者によりそれぞれ進められています。

 建設の中止をめざす2つの市民団体が市議会に開催を要請した意見交換会が21日に花輪の「コモッセ」で開かれ、市民およそ90人と議員18人のうち10人が参加しました。

 建設に反対する市民団体が求めた場とあって、市民側から出たのは反対のみで、理由には、環境への負荷や、バードストライク、建設地の地下に鉱山跡地がある可能性などへの懸念が挙げられました。

 対して議員側の意見は3つに割れました。

 賛成者は、「原子力に頼ってきた反省から自然エネルギーを進める動きがあるほか、電気に頼っている今の生活スタイルを考えれば、この種類のエネルギーはだめと言える状況にない」などの考えを話しました。

 対する反対派は、「水源に風力発電を建てると雨水のしみ込みが減るし、土石流の危険もあると思う」などの見かたを示しました。

 現時点で賛否を示せないとする議員たちは、「現在、デメリットの有無を調査している。結果が出てから判断する」などの考えを理由にしました。

 このほか市民側から、「安全性を確かめるボーリング調査で業者は、直下は調べるが周辺は調べないと言っている」と問題視があったのに対し、議員側から、「環境アセスメントで周辺の調査も必要だと注文をつけてはどうか」と提案がありました。

 いっぽう、市民団体「青垣山の自然と景観を守る会」が今月13日までを期限に20日間、議員たちに回答を求めていたアンケートでは、建設に対し、賛成が3人、反対が2人、「現時点では回答できない」が3人。

 また回答を提出しなかった議員が8人、白紙のまま返却した議員が2人と、半数以上が団体の求めに応じませんでした。

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